2016年10月5日水曜日

2016年度 秋の偽ビールを秋の味覚をツマミに飲み比べ

秋の味覚といえば、松茸、栗、銀杏、さつまいも、梨、柿、ぶどう、秋刀魚、新米といったとことでしょうか。飲ん兵衛としては、このラインナップに加えたいのが秋味のビールです。一番お馴染みなのは、小さな秋を感じるちょいと前の8月後半ころに発売が開始されるキリンの「秋味」ですが、最近は偽ビールだって各メーカーから秋味の限定商品が出ています。
そんなわけで、覗いてみたのは我が家から歩いて5分の酒量販店リラックス。ちゃあんと全メーカーの商品が並んでいたので、各114円で売られていたのを1本ずつ購入。冷蔵庫で冷やしながら、僕的秋の味覚の王者、秋刀魚を焼き、今年の味をチェックすることにしました。


チェックポイントは色合い、香り、味わい、喉越し、そして、秋刀魚に合うかです。



キリンビール「夜ののどごし 麦100%

原材料:麦芽、ホップ、大麦、大麦スピリッツ
アルコール分:5%
商品名には“秋”と明記されてませんが、お店のポップに秋限定と書いてありました。
秋限定としては色も香りも薄め。喉越しが良く、通年販売されている「のどごし生」よりリュキュールを感じさせない。


サッポロビール「麦とホップ 秋の薫り麦

原材料:麦芽、ホップ、大麦、大麦スピリッツ
アルコール分:5%
缶に明記してある美味しさの秘密:じっくり丁寧に焙煎した麦芽を一部使用。香ばしい薫りと豊かなコクを実現しました。麦とホップならではの秋のひと時をお楽しみください。

茶色がかった濃い色。しっかり旨味があって、飲みごたえがあり、香ばしい麦芽の香りが鼻を抜けるが、後味に酸味を感じる。


アサヒビール「クリアアサヒ 秋の琥珀

原材料:麦芽、ホップ、大麦、コーン、スターチ、大麦スピリッツ
アルコール分:6%
缶に明記してある美味しさの秘密:大麦1.5倍で贅沢な味わい ロースト琥珀麦芽一部使用
通年販売されている「クリアアサヒ」より若干濃いめの茶色。サッポロ同様、飲みごたえがあり、後味に酸味を感じるが、喉越しはスムーズに感じる。


サントリービール「食事とよく合う 秋の旬味

原材料:麦芽、ホップ、糖類、小麦スピリッツ
アルコール分:6%
缶に明記してあるコピー:秋の味覚に合う、芳醇な味わい。天然水100%仕込み

色合いは今回では一番濃い茶色。しっかりした飲みごたえだが、酸味は感じない。旨味がジャマにならない。


秋刀魚に合うかは、サントリー>サッポロ>キリン≒アサヒ といった順番。どれも偽ビールにありがちなリキュール感を上手に隠せている。アルコール分の1%差はキリンは軽く感じたけど、サッポロには感じなかった。個人的な好みだと今シーズンはアサヒかな。あと、不思議だったのは、サントリーが人気偽ビールブランドの「金麦」を使っていないこと。10月18日に「金麦 琥珀のくつろぎ」を発売するからかもですね。